sustainablefamilycommunities.org | 70.0%OFF 【21AW】THE RETACS｜BALCOLLAR REVER PONCHON

【①The CLASIC/BALCOLLAR PONCHOとの大きな違い】 BALCOLLAR PONCHOはもともとThe CLASIKで定番リリースされていたもので、21AWのみTHE RERACSで若干パターンを変え、最高品質の生地でリリースされたわけですが、これまでThe CLASIKのBALCOLLAR PONCHOに惹かれなかったことには大きな理由があります。それは、生地だけでなく、細かなディテールです。ディテールでいうとラグランショルダーとメタルボタンが苦手だったこと。いずれもチープさ、子供っぽさを感じてしまっていましたが、THE RERACSではドロップショルダーにマットのブラックボタンとなり、よりTHE RERACSらしく綺麗で大人っぽい印象になりました。そして、最大の変化は生地と仕立て。The CLASIKでは毎シーズン展開されていることから様々な生地でリリースされており、Land of Tomorrowでは生地オーダーができるほどです。ただ、本アイテムは生地オーダーする生地以上の品質なわけです。そして生地の最大の違い、それはThe CLASIKで使用される生地はいずれも〝張り〟があること。どういうことか。本アイテムはかなり大きく身幅がとられています。その分様々なものを着込めるわけですが、張りがある生地（コットン、ポリ、ギャバ等）はドレープもなければかなり膨らみます。いわゆる、シルエットに大きく影響します。これが惹かれなかった最大の理由の1つです。

【②生地と仕立ての魅力】 〝SUPER 180’sのメルトンウール〟〝リバー仕立て〟〝マキシ丈コート〟相当な価格になりそうなことが容易に想像できるワード。コートにSUPER 180’sのウールが使われていることは生地にこだわるWAGAMAMA TOKYOさんの別注でしか聞いたことがありません。インポートでは尚更できないでしょう（インポートで使用するとコートであれば50万は超えてくるでしょうから）。そんなウールを縮絨させることでさらに保温性を向上させ、生地特性を最大に活かし光沢感を出したメルトン仕上げ。ただ、縮絨させるということは密度が濃くなり重さが出るため、マキシ丈コートには不向きなわけです。そこで風合いや暖かさをそのままにこの重さを克服するために成されたのがリバー仕立て。1枚の生地を2枚に剥がしまた1枚に縫製するという日本でも数人の職人にしか成せない仕立てです。これにより、重さはマキシ丈コートとは思えないほど軽く、手持ちのブルゾンよりも軽いです。そして、生地に軽さが出ることで、SUPER 180’sのメルトンウールの光沢感を活かしたドレープが生まれます。The CLASIKとは異なり生地に張りがなくストンと落ちるため綺麗なAラインが構築され、歩くとマキシ丈コートならではの裾の動きがとても綺麗に出ます。さらにさらに、細かいかもしれませんが、自分にはコートに外せなかった条件。それが裏地の有無。シングルのバルカラーのためインナーを活かして開けて着ても美しいわけですが、コートにおいて開けてきた時裏地のキュプラが顔を覗かせることが許せなかったのです。その点リバー仕立てのため、裏地もなく袖通しもいいというまさに自分にとって満点のコートです。

【③サイズと希少性】 先述しているとおり、SUPER 180’sのメルトンウールというだけで入手が困難であり、さらにマキシ丈分使用するとなると単純に1点に使う生地量が多くなるため生産数が減少します。さらに、リバー仕立ては職人が手作業で行なっており、その職人も日本で数名しかいないことから、市場流通量が圧倒的に少なかったものです。各色各サイズ（46、48）公式1点ずつ、購入した48サイズは納品先に各色1点ずつ（それぞれ異なるセレクトショップ）であることは確認しています。本アイテムに関してはあまりにもドレープが美しいため、なるべく着丈を含む生地量が欲しかったので48が必須でした。当時本社に確認したところ、48サイズに関しては公式、セレクトショップ合わせて各色2点のみです。そのうちの1点がこちらです。レディースや46も合わせるともう少しあるとは思いますが、いかに希少なものかご理解いただけるかと思います。